T140Vを凝視していたら妙な気配。
右フォークのエンドキャップの様子がおかしい…割れてるじゃないですかコレ。


外してみると完全に割れていた。

走っている時に割れが進んでいくとホイールが取れてしまうだろう。考えたらゾワっとしてしまった。
このアルミ製のエンドキャップは割れる。と何度か聞いた事はあったが、自分の物が割れたのは初めて。
トルクレンチを使ってはいないが、大体15N・mぐらいで締めていた所だけど、まさか締め過ぎだったのだろうか?
マニュアルで締め付けトルクを確認すると、なんと驚きの3.5kgf・m(34N・m)指定!流石にコレはオーバートルクな感じ。締め過ぎと言う事は無かった。
確かめようは無いが、過去にはマニュアル値通りに締められていたのかもしれない。わかんないよねそんなの。
海外のフォーラムを見ていると、同じようにキャップ中央にクラックが入ってしまう事が多発しているようで、マニュアル値では締め過ぎと言う意見が何件か見られ、2.1kgf・m(20N・m)程度が良いとの記述。
また、純正ではなくビレット合金をCNCで削り出した物を推奨していた。
純正キャップの断面。ボッソボソ。

ボソボソ具合を見ていたら森永のぬ〜ぼ〜を思い出したよ。

こんな感じのチョコレートが入った菓子だった記憶。
脱線したね。
と言う訳でビレットのソレを購入。

触った感じは、旧品と比べると少し重くて頑丈な印象。ボソボソしていない雰囲気。
仮付けしてみると、どうやらそのまま付きそうにない。割れた物の穴が8.5mmに対して8.2mmだったので8.5mmに拡大。
再び仮付けしてみるが付かない。穴のピッチがそもそも少しズレて合っていないので更に穴を拡大してスッと取り外し出来るようにした。
大きい所で9.5mmの穴になってしまった。なんだか不安。


締め付けてワッシャー跡を見ると座面は取れているみたいなので大丈夫だと思う。

今回は記述通り20N・mをトルクレンチで締め付けた。

感覚だと20でも強い気がした。
穴を多く拡大した右側は、ズレ無く違和感少な目。

拡大が少なく済んだ左側はフォークとキャップが目に見えるほどズレていて、クッキングパパのアゴみたいに…うーん。

このエンドキャップはフォークと並行に取り付けるタイプで、フォークとの隙間が前後同じになるように締め付ける。
前後の締め付けで引っ張られて中央が割れるのかな? OIFになってからはスチール製ではなくアルミなので、なんだかホイールのスピンドルを固定するには頼りない方法な気がする。
SRとかのエンドキャップは、前を先に締めてフォークに当ててから後ろを締め付けるので、後ろのみフォークとキャップの隙間が出来るタイプ。
こちらの方が剛性が出るらしいよ。

ハンドル、コントロールスイッチやらレバーホルダーなんかもこの締め付け方法があるね。
SRハンドル固定キャップ(前)

SRハンドル固定キャップ(後)

均等締めキャップと前から先に締めるキャップの見分け方は、平らな所に置いてみて確認する。
均等締めはキャップ前後の厚みが同じ。
車種によって違うので、よく確認する事が重要。
前から先に締めるタイプは、先に締める方が厚くなっている。矢印がついている場合は進行方向側が厚くなっている。UPとか書いてあると矢印方向が上になる。
せっかく外したのでタイヤ交換もしておいた。
新品タイヤは凄くキモチイイネ。

新しいと感じる1976 T140Vでも約50年前の物。補償なんて一切無いし、誰もしてくれない。
走っていたら、1秒先にどこかが崩壊してもおかしくはない。
一寸先は闇。明日は我が身。なんだか最近、バイクに乗るのが凄く怖い。
恐怖を感じたぬ〜ぼ〜?な一件でした。
おわり
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